象牙はその独特の温かみのある手触りと加工のしやすさから、世界中で美術工芸品の素材として使われてきました。
象牙の質は軟質で主にピアノの鍵盤にも使われていました。日本では印鑑や彫物に多く使われています。
象牙は加工、耐久力はもとより、光沢、重量感に優れています。
また、象牙は使えば使うほど風格が出てきます。新品の輝くような白さも去ることながら、年を経るごとに黄色く色が変り、馴染みの良さや、使い続けていると徐々に温かみのある色に変色してくる楽しみ方から多くの人に親しまれてきた素材です。
象牙はワシントン条約によって輸入が禁止されていまして、近年では入手が困難になってきております。今後、高騰すると云われています。