木は表面が傷つくと、傷口を守るために樹脂を分泌します。
これが琥珀の元になります。
大雨などによる自然災害で土砂崩れが発生すると、樹脂の付着付した木が海まで流されることがあります。
そして、海まで流された木は海底に積み重なります。
海の中に残った樹脂の中に、土砂などの堆積物に覆われて密封状態になるものがあります。
数千万年の歳月を経て固まり、この樹脂が化石化します。それが琥珀となります。
瑚珀はほとんどの場合、地殻変動による熱や圧力によって変質、消失してしまいます。
その中で偶然、地殻変動を免れる場所にあることで奇跡的に海底に残ります。
その後、地盤の隆起や海面水位の変動によって再び地上に現れます。
琥珀は数千万年の様々な条件の中で流されたり風化から遮断されたり、そういった中で偶発的に残ります。
そして様々な条件が重なって奇跡的に発見され掘り出されたるのが神秘の宝石=琥珀です。
※日本で発見される岩手県の久慈の琥珀は、アラウカリアというナンヨウスギの仲間の樹脂が原料となります。
※ドミニカ、ロシアなど世界のごく一部で奇跡的に見つかっています。
この琥珀の中に植物や昆虫が閉じ込められる事があります。
数千年前の状態が奇跡的に保存された大変珍しいものです。
琥珀は、今から数千万年前、樹木から浸みだした樹脂の液が長い時を経て宝石となったものです。
その神秘に満ちた温もりのある輝きは、世界中で多くの人々を魅了し続けています。
樹脂を足すなど人工的に混ぜていない物を本琥珀、琥珀の中でも透明感がある物は、透珀(とうはく)。
石炭成分をよく含み、マーブル状になったものを虎琥珀といいます。
琥珀の特徴は、石の感触の暖かさ・軟らかさ・軽さの3 つがあげられます。
天然琥珀は大きな玉を取ろうとすればするほど 傷や汚れの入ってしまうものが多くなり、大きな玉ほど貴重なものになります。どうせ持つなら天然ものをどうぞ!
琥珀の中でも突発的にしかできず、滅多に手に入りません。透明度が高く、最も入手が難しいので琥珀の王様とも言える代物です。おすすめの逸品です。圧倒的な透明感が売りの逸品です。
一般的には黄色がかった透明の宝石を思い浮かべる方が多いと思いますが、乳珀はその名の通りクリーム色にもやが入った不透明な琥珀です。乳珀特有の模様をお楽しみください。
琥珀よりも更に長い年月をかけ結晶化したものを指します。老珀は最初は黄色に近い色でしたが、だんだんと年月が過ぎるたび、熱が少しずつ加わり、色味がオレンジ色に近づいてきました。
琥珀の樹脂分が固まる際に、紅葉が多く含まれるとチェリー琥珀になると言われております。 琥珀の黄色や虎琥珀の黒と黄色の模様はちょっと...という方にはチェリー琥珀がオススメです。
琥珀と共に石炭成分が一緒に固まった琥珀になります。琥珀の色合いとは少し違った素材になります。