沈香は東南アジアで産出される香木です。温めると香りを出します。香りが素晴らしいことから、貴族や武士の間でも広く焚かれました。武士の間では、香木は、権力の象徴ともいわれています。
奈良の正倉院に所蔵されている『蘭奢待(らんじゃたい)』は、足利義政、織田信長、明治天皇などの時の権力者たちが競ったように切り取った後が残されています。現代でも、沈香は、香りが素晴らしいことから、多くの愛用者がいます。
日本では、5世紀には輸入されていたことがわかっていますが、近年では、ワシントン条約に記載され貴重な品となっています。当店では沈香を原木から加工して数珠をお作りしております。詳しくはこちらから。